こだわって制作した看板のデザイン。いざ設置してみると、何だかイメージしてみると、思っていたものとちょっと違う…そのような経験はありませんか？
屋外看板のデザインは建てる場所の風景にどうしても大きく影響を受けてしまうもの。たとえば、街路樹や背景に木が生い茂っているような場所では、ベースを緑色にしたデザインでは景色に同化してしまう出来栄えに。また、他にもいくつか屋外看板が並ぶ場所に建てる場合には、隣り合う看板のデザインを考慮しながら、いかに目に留まるデザインにするか工夫を凝らすことが必要です。
その設置場所で最も際立つ看板デザイン
屋外看板のデザインを制作する際に、クリニックやお店の雰囲気に合うかどうかに留意するのはもちろんのこと、他にも忘れてはならないポイントがあります。それは「屋外看板をどのような背景の場所に建てるのか」や、「屋外看板を設置する位置はドライバー目線ではどのように見えるのか」を念頭に置くことです。下地の色選びや、文字のサイズ・フォント、全体のレイアウトなど必然とベストな方法が絞られ、一際目をひくデザインを作り上げることができます。
屋外看板を建てる目的はさまざま。「新規開業のお知らせをしたい！」「店舗の認知度を高めたい！」「迷うことなくお店に来てもらえるように案内誘導をしたい！」など目的が異なっても共通して重要なことは、デザインした屋外看板が建てた後、実際にどのように視認されるかをイメージしながらデザイン制作をすることです。どのようなケースであっても、イメージ通りに屋外看板を建てるために欠かせないポイントです。
ドライバー目線からみた看板デザイン
屋外看板はその場所に建てて、行き交う多くの人の目にとまって初めて意味を持つもの。パソコン画面上や紙に印刷されたデザイン原稿だけを見ていては、ときに「こういう見え方になるとは想像していなかった…」「イメージしていた見栄えと違った…」となってしまうことも。
複数車線のある交通量の多い交差点や、他にもいくつかサイズの異なる屋外看板が立ち並ぶような幹線道路沿いに設置する場合、「信号待ちのドライバーがどこに目線を向け、どの情報から順番に認識するか」「建てる屋外看板は、走行中のドライバーにどれだけの時間を視認してもらえるか」ということまで、知恵を絞ることが必須です。
たとえば、屋外看板に掲載する文字のサイズ。離れた場所からでも読んでもらうには、相応の文字サイズにしなければなりません。また、文字のフォントにも配慮が必要です。スタイリッシュなフォントの文字も一見するとおしゃれですが、場合によっては、ほんの少しの時間のみ目にするドライバーにとっては、すぐにその文字情報が認識されないことも。目立つ場所に建てたことでせっかく目にとめられても、記憶に残らず見ていないのと同じ結果になってしまってはもったいないことです。ぱっと目に飛び込んでくる情報が、屋外看板を見る側の記憶にしっかり残すためにも、文字の大きさは考慮しなければなりません。
限られた屋外看板のサイズのなかで、掲載する情報に優先順位をつけながら「屋外看板を見る人」にとって、情報が刷り込まれやすいデザインにすることが大切です。
建てた後のイメージを事前にチェック
実際に屋外看板を建てる前に、設置した後のイメージをご確認いただくためのツールとして、当社ではご希望のお客様へデザイン案のご提案ご同時に、設置予定地の写真データにデザイン案を合成した資料をお渡ししています。「このデザインでは、離れた位置から見るとどのように見えるか」がイメージしやすいと、お客様からもご好評をいただいています。この資料をもとにデザインのお打ち合わせをすることで、文字の大きさや全体レイアウトなど、お客様と当社とのイメージのズレが少しでもなくなるように、と始めたサービスです。
屋外に設置する看板のため、なかには建てる場所によっては日陰になりやすい場所も。その場合でも、当社デザイナーが微妙な色バランスを調整し、設置予定地の写真データに看板デザインを合成。撮影時のお天気状況（晴れ・曇り）に合わせ、実際に設置した後の見え方に近いような色調整をすることで、より具体的に設置イメージをご確認いただけるようにしています。
デザイン原稿単体だけを見ているときの印象と、実際に屋外看板を設置した後の印象とでは、どうしてギャップが生まれがちです。設置した後の屋外看板のデザインをお客様がイメージしやすくするこの工夫は、当社が続けている惜しむことのないひと手間です。当社では、お客様のご要望のイメージやテイストにあったデザインを完成させられるよう、日々工夫を重ねています。
看板デザインのデザイン制作についてお困りのことなどございましたら、どうぞお気軽にこちらより当社までお問い合わせください。
